散髪の風景
作家の江國香織さんが、
いつもそばにいてくれる男の人が好き。ほんとうのことを言えば、会社にも行ってほしくない。トイレにも、一人では行ってほしくない。床屋だけは別。床屋に行って、髪が短く清々しくなり、いい匂いをさせて帰ってくる男の人と再会する幸福のために、床屋の一時間だけは離れて待っていてあげる。
って エッセイに書いているんですよね―
でも、それほど一緒にいたいなら、床屋にだって一緒に行ったらいいのになって思う。
ワリェーラが床屋に行くときは、いつもわたしも一緒。
一人では行ってほしくない!とか、いつでもどこでも一緒にいたい!とかいうのでは全然なくて
初めは、通訳の必要があるかも、と思ってついて行っただけ。
2、3回も一緒に行けば、床屋のご主人もどんな髪型にすればいいのか、もうご承知。
なので、通訳の必要なんてないの。
でもね
そろそろ散髪に行きたいんだけど・・・。
と言うことは
一緒に行こう!
という意味が含まれていて
断る理由もないので、毎回わたしも一緒に行くわけなのです。
わたしが美容室に行くときは、もちろんわたし一人で。
でも以前は、美容室に行こうかな、ってわたしが言うと
じゃあ、明日一緒に行こう!
いいよ~わたし一人で行くから。
えっ、どうして!?
どうしてって・・・ダンナさんについて来てもらう人なんていないの。みんな一人で行くの。
そんなあ、ひとりで行くなんてさびしいに決まってるだろ!?
いや、さびしくなんてないから。
そうか~へんだなあ・・・。
・・・という会話が繰り返されるのでした^^
さっぱりしたね♪
江國香織さん、好きな人の髪が短く清々しくなるプロセスを見ているのも幸福なものですよ。
何も言わなくても いつも納得の髪型に仕上げてくださる 理容室のご主人と一緒に 記念撮影 ♪
by nanohana-0803
| 2010-06-09 13:21
| 日々のあれこれ